海外勤務の多い業種や職種、海外勤務での給与支払・住民税・社会保険のことなど

子供がいるのに海外勤務の辞令が出たら?

海外勤務は若い世代が経験を積む機会として派遣される場合と、キャリアを重ねた上で重要な役割を任されて派遣される場合があります。後者の場合は30代以降に多いので、海外へ赴く際は家庭の事情もよく考える必要があります。特に子どもがいる場合は子どもの生活環境への配慮も重要です。

子連れで海外勤務をする場合の最大のポイントは子どもを孤立させない環境にすること。そのためには居住環境と教育環境の充実が不可欠。言葉がまったくわからない状況で現地の学校に通わせるわけにはいきませんから、原則として日本人学校やインターナショナルスクールなどに通わせることになります。当然通常の学校よりも学費が高額になりますから、事前によく検討しておく必要があります。基本的にはこうした学費は企業の側から一部、あるいは全額が手当てとして支給されます。会社ともよく相談して決めるようにしましょう。

それから医療。小さい子どもの場合はまず予防接種が必要になる場合もあります。ポリオやBCG、日本脳炎など、国によって必要とされる予防接種や受ける回数が異なるのであらかじめ確認しておきましょう。予防接種は国内で受けるか、現地で受けるかの選択も重要です。

かかりつけの医者を決めておくことも不可欠。特にアメリカではあらかじめ家族全員が診てもらうホームドクターを決めることが絶対条件となります。その上で市販の薬を日本からある程度持ち込んでおくようにしましょう。解熱用の坐剤など、日本では簡単に手に入るものが現地ではなかなか入手できないこともあります。

親が子育てに悩むこともあるでしょう。そんな時には在留日本人によるサークルに入ったり、日本人向けの公的機関のサービスなども積極的に利用しましょう。親も子どもも孤立しない環境を作ることが大事です。